デスクトップシアターの薦め

デスクトップシアターとは、机上でゲームもテレビも映画も、そしてPCも全て一つのディスプレイでまかなうシステムです。私が勝手に定義しているだけなので検索しても関連するサイトは出てきません(笑) 最近はアスペクト比固定拡大が可能で、入力端子もDVIの他にD端子入力なんかを備える24インチWUXGAが増えてきたことで世間的にも注目を浴びている、かもしれないスタイル。利点は、とにかく場所を取らないこと。その狭い部屋にテレビなんてデカくて邪魔でしょう?ノートPC+テレビにするぐらいなら、デスクトップPC+ディスプレイのほうが遥かに省スペースでしょ?リビングで多人数ではなく、完全に個人使用と割り切ったうえでのベストプラクティス。

シアター、というからにはサウンド面での紹介がメインになるのですが、それはとりあえず後回しにしてざっと正面写真を解説。この失敗写真が恥ずかしいのでサラッと読み流してとっとと下に進んでください、ほんとにもー。

今回の変更点はスピーカーの変更、がそうなんですけど、それに伴いサイドディスプレイの置き方を縦から横に変えました。以前の縦置きは、上下にグラデーションが出来るぐらい、視野角かな、色の変化が激しくて実用的じゃなかった。安物24インチWUXGA液晶(DELLのことですよ)でピボットできても何も嬉しくない。液晶は素直に横置きが一番なのです。

ついでに配置を少し変えて、以前のぴったり寄せをやめて空間を取ることにした。この方が浮いてる感じがして見た目が良い。ということのほかに、あまり寄せるとゲームやってる時にサイドディスプレイからの光が干渉して鬱陶しかった。少し距離を置くことで邪魔苦しさを半減。勿論ふつーにPC用に使うのならぴったり寄せのほうが便利です。

ついでに、この空間にはぴったり30インチディスプレイがはまるようになってたりもする。SX3031W-Hに置き換えることを狙ってるんですよー、ふふ。2560×1600はD4(1280×720)のちょうど二倍。アスペクト比固定拡大で、案外、悪くない画質が狙えるんじゃないかしらとか思ってたりする。ま、レポート待ちですけどね。さすがに冒険は出来ない。今現在、30インチでまともにマルチメディア用途で使えるディスプレイはないだけに、12月発売の、SX3031W-Hには強い期待がかかっている。値段も値段なので(30万円)好評なレポートがあがっても、すぐには買えないけど。

意味もなくモノを増やすのが趣味の私の次の一手は、液晶4枚の次は、スピーカーを増やすことであった。9個。プラスサブウーファーで10個。なんという無意味……。デスクトップシアターで9.1chはさすがにありえないだろ、というところが限りなくアホ。机の下は左がXbox360(ランプ灯いてる)、中央AVアンプ、右がサブウーファー。足元にアンプ置いてると、足でボリューム調整が出来るので激しく便利。リモコンなんて必要ない。Xboxの電源も足で入れて足で切る。これ最高。

以前は2chの再生音には満足だったものの、サラウンドスピーカーとフロントスピーカーの差が激しすぎて(値段も音も)繋がりが悪かった。かなり不自然で気になっていたので、今回は全スピーカーを同じものに統一しました。揃えた結果、音の繋がりが抜群に良くなった。サラウンドがとにかく自然で気持ち良い。また、見たとおり、全スピーカーの間隔が等しいので音に隙間がない。SONYのAVアンプ開発者かないまる氏による9.1ch解説にある、リスナーより前の位置に一個のサラウンドスピーカーを置いて取り囲む図を見事に再現。あまりにも狭すぎてスピーカー角度が規定よりも狭かったり、高さが全然足りなかったりと、無理があるところは沢山あるのですが、その辺は突っ込まないでください。

9.1chのメリットはXbox360でゲームをする以外に、2ch音楽の再生にも利点があります。音楽用サラウンドエフェクトかけるとかなりイー感じなんですよ。エフェクトといっても擬似5.1chじゃなくて、反響用のエフェクト。聞こえるか聞こえないか、 サラウンドスピーカーに耳をくっつけると、かすかにノイズっぽいのが聞こえる、という程度の残響を付加するだけのモードなのですが、音の空気感が全然違う。つまり、音響効果が計算されたコンサートホールをシミュレートしてるわけです。音に関して何も考えていない部屋の劣悪な反射音を打ち消して、良質な部屋に作り変えてくれる。

ところで、かないまる氏の自宅作業モニタリング5.1ch環境が公開されてます。これがプロのデスクトップシアターか、って、なんぢゃこりゃ。センターファントムでウーファーを真正面。何という独創的セッティング、さすが音作りのプロ、常識に全くとらわれてない……。でも私の環境とも少し似てるよ、ツイーターのないフルレンジスピーカーで全て同一モデルなところとか(そこだけ)

上のセッティングは一般家庭用を念頭に置いた意図的な超プアサラウンドだそうで、エンジニア側での、自宅スタジオのサラウンドシステムも紹介されている。おおー、そう、こういうのにしたいんだよね、理想系。とはいえ私の場合はPC優先なので、どうしてもディスプレイだらけになることが避けられないので不可能。残念。

ともかく、5.1chを導入しない理由で最も挙がる、狭い部屋だから5.1ch出来ないというのは、ないよ!私のクソ狭い部屋だってスピーカー9個置ける。配線だって部屋の隅通すから別に目立たない。かないまる氏の自宅作業環境なんてほんとごちゃごちゃじゃあないか。さあ、是非とも自信を持ってサラウンド空間を構築しよう!

使用機材について

スピーカーはECLIPSE TD307II。タイムドメイン理論によりうんたらかんたら。それはどうでもいいや。あのですね、狭い部屋で沢山スピーカー置くつもりなら、大型スピーカーは避けた方が無難です。それは部屋が狭苦しくなるから、じゃあなくて、音がうるさい。とにかく耳との距離が近いので、単独で濃密な音を放つ大型スピーカーだと、聞いてて疲れます。このTD-307IIはとても自然で、こんなに近くに置いてるのに全然疲れない。勿論、コンパクトであることも嬉しい。値段も一本2万円ならまだ何とかなる。さすがに9本揃えるので、1本4万とかすると死ぬんだよね。

サブウーファーは同じくECLIPSEの316SW。これはちょっとお値段高いんですが、とてもイイよ!音に全然迫力がないもん(笑)いや、ほんと。買い換えてビックリしたのは、音量MAXにしてもドスドス言わないとこ。最初物足りないと思ったのは事実。でも、サラウンドに溶け込んだ低音部というのは疲れないし(これ重要、ゲームを一日ン時間もやる私達にはとても重要) 音質で言ったら文句なしだと思う。

2ch音楽再生時に、非力な小型スピーカーをフロントに使うと、やはりどうしても低音部が表現力不足なことに困る。そのため2.1chにして、低音部をサブウーファーに任せるのでサブウーファーの音質は重要、超重要。自然にフロント2chと繋がって、主張しすぎず、しかし確実にボトムを支える。そんな音を出すことが大切。この316SWはそれを十二分に満たしてくれる。

そして最重要なのはAVアンプ。私の使ってるのはSONY TA-DA7000ESなのですが、実は唯一の9.1ch可能なミドルクラスのAVアンプなのです。9.1ch再生可能アンプはこれ以外は、SONYもYAMAHAもDENONもPioneerもみんな50万円オーバーのハイエンドアンプばかりで手が出せない。しかし、その7000ESもついに生産中止になり、ミドルクラスで9.1ch再生可能なものは消滅した……。

と、ともかくAVアンプはちょっと高いかなあ、ぐらいのものを調達したほうが良いかと思います。9.1chは無理でも、7.1chならどのアンプも可能ですし、最近のは自動音場補正とかついてますし、あと音楽再生機能も上で書いたような音楽再生用サラウンドエフェクトとか、サブウーファーを通す2.1ch再生とか色々出来て楽しい。

アサマシエイト

そうですねえ、アサマシ的にセレクトするならTA-DA3200ES(これ物凄く評判良いんですよ)と小型スピーカーで安いの、うーん、とりあえずVictorのこれが安かったので持ってきました。音は知りません。デスクトップシアター的には、小型スピーカーと良質サブウーファーの組み合わせがお薦めなのでこれでいーでしょう。低音成分をAVアンプの設定で全部サブウーファーに突っ込むので、サブウーファーのお値段はちょっと高くて悩ましいぐらいがちょうどバランス取れるんじゃないかと思われます。Victorの高級サブウーファーは評判良いので、下位機種のこれにもその血が入ってる(多分)ので大丈夫でしょう、きっと。見た目も何かいい感じですし。

Comment (10)

sside : (11/27 08:21)

おおすげえ、一瞬机はRoccaforte?と思いましたが、2種3種の棚を組み合わせでしょうか。
面白かったのは視聴スペース確保できないなら5.1で12面体スピーカー使いでもしないと音場確保できないな、と思ってたのが9.1でスピーカー設置密度上げてるところで。発想の逆転が!
PC側で再生時のサウンドカードは何を使われてるか気になります。

ああ羨ましい、貧乏と無精な上煙草呑みも相まって、我が家の環境はボロボロなので。
Lスピーカーなんてモニターの後ろにまで追いやられました。仕方ないので軽く聴く以外はヘッドフォンで音の確認をしてます・・・。

neuecc : (11/28 19:46)

メイン天板とディスプレイ置き場としてのサブ天板に分ける
というのが重要ですね。
分けないと、机上での作業領域が取れない。
私の場合のサブ天板はエレクター+ウッドシェルフなので
そんなコストもかからないしお薦めです、高さも合わせやすい。

サラウンドはほんとに難しい!
廉価シアターセット→ブックシェルフ5.1ch→トールボーイ7.1chと
ン年がかりに実践してきましたが今回のものでようやく満足行く結果に。
色々試行錯誤出来たのも、最初に思い切って高めのアンプ買ったから
というのがあるので、アンプだけは奢ったものを買うの推奨ということで。
9.1chは本当に万能ですね!
小型スピーカーの欠点を補ってくれるという点で
ハイエンドよりも、むしろ廉価シアターセットにこそ
搭載して欲しいぐらいの機能なのだけど、世の中うまくできて、ない。

音はM-AUDIOのFirewire Audiophileでデジタル同軸伝送です。
正直ドライバの出来がよくないので変えたいと思っていたり。
Foobar2000(+ASIO2.0)との相性が悪くて……。
昔は音質命!次買うならRME Firefaceだ、とか思ってたんですが
メインスピーカーも(単体で見ると)大幅グレードダウンしたことだし
EAXをドルビーサラウンドに変換してデジタル伝送できるAsus Xonar D2に惹かれます。
PCであまりゲームやらないのはサラウンド非対応(私のハードが)だから
というのがあるので。

とりあえず液晶アームのようなスピーカーアームが欲しい、これ切実(笑)
そうすると物凄く自由に配置できるんですけどねえ。

Tosche : (11/28 23:29)

ジオメトリ放置しながら撮影ですか?w

neuecc : (11/29 00:18)

いや、実はコレ嘘写真なんですよねー。
ジオメトリはポーズないし放置してたら死ぬというか、
動いてる画面は写真に撮れないので(これでも光量稼ぐためスローシャッター)
あらかじめキャプチャーしたものを全画面表示してるだけです。
つまり映してるのはXbox360ではなくてPCなんですねえ。
Xbox360は中に入ってたForza2のタイトル画面ですよ、きっと(笑)

匿名 : (03/18 01:19)

デスク、液晶モニタの詳細をkwsk!!!

neuecc : (03/18 04:16)

デスクは名前のついているような高級品じゃなくて、
デザインだけしたのを中国に発注しました、みたいなものです。
ネット通販で買ったんですがサイト消滅しちゃってるようなので詳細不明。
サイズ、デザイン、そして値段がちょうどよくはまってて私的には良い買い物でした。
ガラスデスクで北欧デザイン製品、みたいなのだとン十万とか平気でしますからねー。

デスクはセンターが三菱の25.5インチ、RDT261WH
それ以外はDELLの24インチ、2405FPWです。
つまり古いモデルを、それも中古で掻き集めたという……
そういえばこの写真で見ると、センターディスプレイよりもサイドの二枚のほうが立派に見える。

匿名 : (03/18 17:14)

ありがとう

匿名 : (03/19 02:25)

すいません・・・できればPCのスペックも教えてくれませんか・・・?
分からなかったらいいですけど・・・。

neuecc : (03/19 18:27)

PCは自作なんですが、
ケースがD.Vine5 MCE
CPUがCore2Duo E6600
VGAがGeforce 8600GT(ファンレス)
HDDは500GBx2(RAID 0)+500GBx2(RAID 1)
電源が音無2(ファンレス)
メモリは2G
OSはWindows Vista Home Premium
キャプチャボードはPV3
サウンドカードはFirewire Audiophile
といった感じです。
電源やHDD内はケース外に出していたりと、
変則的な構造を取っています(なのでケース内はほとんど空)

匿名 : (03/19 19:20)

ありがとうございます!参考にさせていただきます!

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