Suggest(モドき)

どうも、新PC組んだりして(Core i7だしメモリ12GだしIntelのSSD2枚刺しでこれで数年は買い換えないでも前線で闘っていける!と思いたいのだけど、そこら中で微妙にコスト削減で若干残念になっていたり、ExtremeじゃなくてMainstreamなところとか) まあ、それはそれ。で、Windows7 RC1を入れて若干の苦戦を強いられていて環境整えるのに時間かかりそう-、というわけでショボいネタを一つ。

// これが補完候補、ただの文字列配列
var list = ["tokyo", "kanagawa", "tochigi", "saitama", "sapporo", "nagano"];

// イベントハンドラは引数を二つ取る、一つは送り元、もう一つはイベント
X.ID("inputBox").AttachEvent("keyup", function(sender, event)
{
    var suggestArea = X.ID("linqsuggest");
    suggestArea.RemoveNodes(); // 子ノード全削除
    if (event.keyCode == 13) // eventはイベント
    {
        sender.value = ""; // 空にするだけ……
        return;
    }
    var text = sender.value; // senderは送信元DOM要素、今回はTextBox

    // この4行が本編です、ええ
    suggestArea.Add(X.Elem("tbody",
        E.From(list)
            .Where(function(s) { return s.indexOf(text) != -1; })
            .Select(function(s) { return X.Elem("tr", X.Elem("td", s)) })
    ));
});

入力補完モドきです。見にくいですけど、ソースコードの上にある入力ボックスにgaでkanagawaとnaganoが表示される、とかそんな感じ。エンターキーによる入力には対応してません、ただたんに絞り込んで表示するだけのデモです。んーと、suggestArea.Addからの、たった4行でリストの絞り込みして->DOM作成が出来るね、簡単だね、素晴らしいね、関数型構築とLINQの合わせ技は強力ですよね、だからみんなも使ってね、ということが言いたいそうです。世の中、WhereしてSelectするだけで9割方カバー出来る。気がする。気のせい。

ちゃんと真面目に作っていきたい気もするのですが、この強引リニアサーチのまま拡張しても野暮ったいだけで意味ないなー、と思うので気が乗らない。でも、大量のデータを扱うわけじゃなければ、この程度の手抜き実装でも普通に何とかなるものですよねー、とは思わなくもない。無理に洗練されたものを作ろうとせず、領域を見極めて労力を最小限にしたいと私は思ふ。いや、手抜きじゃなくて。手抜きですけど。

今後のlinq.xml.jsは微妙に機能足りてないというか、クロスブラウザ回りがグダグダなのと(Attributeにstyle指定がIEだとコケるとか!) DOMと混ぜ合わせてると気になるところが幾らかあるので、ボチボチと作っていきます。素のlinq.jsには深さ優先探索/幅優先探索を入れようとしているのですが、PC入れ替え中なのでもうしばらく後。

一体誰にアピールしてるの?な寂しさを感じつつも、それを言ったら前回の記事なんてどこからどうみても露骨なまでに受け狙いに走ったわりには大不発で寒すぎたので、それを考えたらマシです、いや、よくわからないけれど。でも簡単アピールは何か違う気がする……。うーん。まあ、誰が使わなくても自分は使うわけなので適当に行きましょふ。

Profile

Yoshifumi Kawai

Cysharp, Inc
CEO/CTO

Microsoft MVP for Developer Technologies(C#)
April 2011
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July 2024

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