2021年を振り返る

例年、30日に投稿しているはずなのですが、今年は、どうしても今年中に作りきりたいという思いでConsoleAppFramework v4のリリースをしてしまったので31日で。今年の後半から道具をガラーッと変えて、それがいい感じに作用していったので、なんか満足した気でいます。

Heyをとにかく薦めたい

今年良かったもの第一位はHeyです。Ruby on Rails作者のDHHがやってる会社(Basecamp)のメールサービスなのですが、これが抜群によく出来てる!今までメール一ヶ月放置は当たり前、未読1万件、みたいな状態だったのですが、After Heyでは未読0。すごい。メーラー変えただけでこんな変わるとは。よく出来たツールは人を変えるね。

どうしてもたまりがちな、スパムではないけど自分にとってはスパムに等しいもの(なんだかんだで送られてくる広告メールとかね)を、実質スパム扱いして、一生このメールは見ないという設定をワンポチでできるのが小気味よい。ワンポチどころか、最初のメール受信時に強制的に決めさせることで(決めないとメールが受信ボックスに入らないので、決めるしかない)、最初に使うときの罪悪感というか、とはいえ見るかもしれないしー、役に立つときもあるかもしれないしー、みたいななんとなくある抵抗感みたいなのを、その手で実行させ続けることにより薄れさせていく手腕は見事というほかない。

メールを3分類、読むものとフィード的に見るもの(メルマガとかGitHubのWatchとか)と、領収書系で分けたというのもセンスを感じる。領収書は、例えばKindleで購入するたびに買いましたメールは、捨てるのもアレだけど別に自明すぎて見たくはない、ものが溜まっていくとメールボックスがウザいことになる、を専用の置き場を用意しました、で解決しているのはなるほどなー、と。フィード的なのは全部連結されているので、スクロールさせてバッと流し見で終わらせられるのも良い。

細かいフィルターはできないけど、そもそも細かいフィルターなんて作るの面倒だしメンテ不能になるだけだから作るんじゃねえ、俺達の考えた最高のRailに乗ってりゃあいいんだよ、という押し付けがましさ全開の思想性溢れるのが、いいですね。そういうの、嫌いじゃないです。DHHの語るプログラミング的な思想も好きですしね、私は。Rubyは使いませんが、DHHの思想には納得できるものがめちゃくちゃ多くて割と好きなので。

メールアドレスという、なんだかんだで変えられない、変えにくいものなのに、 hey.com を使え!というのは中々ハードル高いのですが(基本的に汎用メーラーとしては使えず、専用メールアドレスが必要。GMailのクライアントにもPOP3クライアントにもならない)、今回私は10年以上使ってきたプロバイダのメールアドレスが不慮の事故により完全消滅したので、思い切って乗り換えることができました。結果、良かった。怪我の功名ということで。

iPad miniがとにかく良い

タブレットは、というかiPadはなんだかんだで今まで色々なサイズのものを買ってきました。普通のもAirもPro 13インチも。そしてほとんど全く使わなかったのですが……!なんか面倒くさくてねー、重いしー、と。で、iPhoneがPro Maxで大きいから、そこまでサイズ変わらないしねえと思ってminiだけは手を出さなかったのですが、世間でiPad mini 6があまりにも評判がいいので、じゃあまぁ試してみるかと買ったら、なるほど納得!これは超いい!最高……!

やっぱ重さとサイズ感ですかね。これなら手軽に持ち運べる(今の時期コートとかだったらポケットにすら入る)し、片手で持てるというのが読みやすさにもめっちゃ寄与してる。デカいと手も疲れるし、ちゃっと手にとってソファで読もうとかいう気になれなかったわけですが、このサイズ感は絶妙、でした。大きさ的にも全然iPhone Pro Maxよりは明らかに大きくて、雑誌も十分読めるレベルで、漫画は快適。

iPad miniのサイズのままで高級路線(有機EL積んでもらうとか)して欲しいですね。

で、とても気に入ったので、いい感じのスタンドないかなあと思って選んだのがMOFT X。ちょうどiPad mini 6用のサイズのものが出たのでこれがまた快適。どこでもいつでもさっくりスタンドになるのがこんなに良いとは。厚すぎない/重すぎないので、背中に常時貼り付けている状態でも苦にならないし。なんだったらカメラの出っ張り(うざい!)が相殺されて、平らなところにおいてもガタつかなくなったのが最高。

5K2Kは捗る

家の作業環境に割と不満があって、特にモニタ環境が良くなかった(32インチ4K + WQXGAの組合わせ、別に悪くはないんですけどね)ので、5K2K(5120x2160)モニタに変更。

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現状だとこの解像度はDell U4021QW一択。40インチは大きいかなーと思ったんですが、横に長いから高さ的には今まで使ってた32インチとそう変わらず、ですかね。デカいっちゃあデカですが、こんなもんかな、という感じでもある。この机も横1200の机でそんあ大きい机じゃないんですが、ジャストサイズぐらいで収まりますし。

人によっては100%サイズで使うのは小さい、と思ってしまいそうなところですが、私的には人体改造済み(ICLというレンズを眼球に埋める手術をしたので)なので問題なし、ということで100%サイズで使っています。

このサイズ、いい感じに視野に全部収まるので、デュアルやトリプルよりも快適さあります。今まで、最大で5画面ぐらいまでモニタ増やしてきたのですが、結局メイン以外のものは首をふるのもダルくてそんなに使える感じではないし、音楽プレイヤーのプレイリストを並べるとかだったら、置いてるiPadで聞いて表示しとけばいいじゃん、ということで、全然問題なし。

ツール補助がないとウィンドウがとっちらかってしまうので、Microsoft PowerToysのFancyZonesを使って割り振ってます。これのグリッド吸着がまた使いやすくて(Shift押しながら移動すると、事前定義したグリッドに張り付く)いいですね。

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中央を広めに取りつつ(主にVisual Studioか、ブラウザがっつし見たりするときはブラウザを置く)、右にブラウザ、左は半分に割って下にGitKraken、上にExplorerみたいなパターンが多めでしょうか。Visual Studio + Unityとか、作業域的に大きく取りたいものを並べる場合は2分割のグリッドパターンも用意して、切り替えるようにしています。

3分割みたいなのは、5K2Kぐらいの解像度がないと出来ないので、この解像度のモニタ増えてくれーって感じですね。選択肢がDELLしかないのは寂しい。液晶自体の画質もそんな良いわけでもないので、もう少し良いのが欲しい。しっかりしたHDR対応のが欲しい。120Hz出るのが欲しい。とか、思うところはそれなりにあります。とはいえ、それでも大満足です。もうこれ以外の解像度のモニタには戻りたくないなあ。

と、いうわけで、モニタ変更のためにゴミ溜めだった机をキレイにした記念で、来年はずっとすっきりした机をキープするぞ、という強い気持ちがあります!単純に机がキレイになってたほうが作業やりやすいですしねー、やっぱゴミ溜めはダメですよ。

キーボードをREALFORCE R3にしたのですが(前はR2でした)、今回からデフォ無線なんですね。キーボードなんて置きっぱなしだから別に有線でいいだろ、と思ってたんですが、これはこれでアリというか、めっちゃいいじゃん?と。サッとキーボードどかしたりがやりやすくなったのがいいですね、デスクで他の作業がやりやすくて。Bluetoothだから、そのままiPadやiPhoneに繋げてもいいし。いやあ、時代は無線。ケーブルがなくなってすっきりするし。

と、いうわけで、無線環境が気に入ったので、デカい有線ヘッドフォン+ヘッドフォンアンプを使っていたのですが(MDR-Z1R + TA-ZH1ES、合計40万もした)、撤去して、写真には写ってませんがAirPods Max買いました。これも満足。いやー、正直あんま有線ヘッドフォン使ってなかったんですよね、面倒くさくて。電源入れるだけ、ではありんですがやっぱ面倒くさくて。ケーブル太くて邪魔くさいし(無駄にケーブル換装して太いケーブルにしてしまったのも良くなかった)。PC専用になっちゃってiPhoneの音も聞けないし。

AirPods MaxだとiPhone/iPad/PCの切り替えが自由なのが想像の100億倍良いなあ、と。音質面でも悪くないし、Apple Musicの空間オーディオとの相性は抜群でこれはめちゃくちゃいいし、さすがのヘッドフォン型なのでAirPods Proよりも音がいい。デジタルクラウンによる音量調整は最高に便利。ゲーム用にDolby Access入れてDolby Atmos for Headphonesを有効化してますが、これもなかなか良い。

スピーカーも置いてたんですが、撤去しました。簡単なものはモニタ内蔵のしょぼいスピーカーで済ませる。ちゃんと聴きたい場合はAirPods Max。それでいいや、と。割り切ったら、全然それでいいじゃん、という気になりました。そもそもあまりデスクトップのスピーカーを稼働させてないしなあ、というのもありますが。

時代は無線

スピーカー撤去の代わりに、じゃないのですが、今年はホームシアターシステムとしてHT-A9を導入したのですが、これも満足度高い。何がいいって、設置が無線で自由度高い。なんか今年は無線化の年ですね、時代は無線。

昔は9.1chにしてたり5.1chだったりでスピーカー並べてたのですが、諸事情あってここ数年はサウンドバーを使ってたんですが、とにかくその音質には不満だったんですね。かといってリアスピーカー並べる気力も起きずというか、そのスペースも確保できない状態なのでどうしたものか、と思っていたところに出たのが、フル無線4.1chシステムのHT-A9。360 Spatial Sound MappingでDolby Atomos時代なサラウンドにするという謳い文句もいいし、設置レイアウトが自由というのがいい。オフィシャルサイトのこの画像を見て購入を決めました。

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HT-A9の画像、どれもフロントスピーカーの置き方が「わざとらしく」でたらめなんですよね、高さを絶対揃えない。これは、メーカーが別に高さ揃えなくていいんですよ、と推奨してるということなんですが、実際うちでの設置環境もフロントの高さは揃ってないです。揃えられないので。リアも位置も高さもグチャグチャで、適当における棚に置いてるだけって感じです。フロントもリアも無線スピーカーなので、そういう適当配置がめっちゃやりやすい。

それでもちゃんとサウランドするし、360 Spatialな音は心地良い。ただたんに音楽鳴らすだけにも使ってますね、起動も早いのでSpotify Connectでよく流してます。

アンプのサイズが小さい(Apple TVが一回り大きくなった程度)というのも設置が楽になった要因で、いやほんとよく出来てますね。確かに、全部無線なのでスピーカーを駆動するアンプは各スピーカー内蔵状態だから、本体をAVアンプあるあるなクソデカサイズにしなくてもいいんですね。そういうところにも無線の良さが出てますね。

来年に向けてのC#

こうしてダラダラと文章書いたり、そもそもこの12月はやたら記事量産しているなあ、というのは、ブログ書く環境が変わったからです!10年前のWordPressから自家製サイトジェネレーターへの変更によって快適度上がったからですね。いやあ、書きやすいと書く気になります。環境大事。

そんなわけでCysharpはC#はの環境を良くすることに今年一年もちゃんと務められたんじゃないでしょーか。Cysharpからの新規リリース/大型更新は

MessagePipeが大きめかな?

こうした公開していく姿勢、足を少しでも止めてはダメだという思いがあるので、作ろうと思ったらできるだけ勢い持って作りきるようにしています(もちろん途中で止まってしまったものも幾つかありはしますが)。毎年継続的に、Cysharp全体としても既に20個以上公開していて、ヒット作もそれなりの量を出し続けていられる状態は中々のことだと思います。

と、いうわけで、OSSを通じてCysharpをアピールしていくという方向では、良い点をあげてもいいかな、と思うのですが、反面、他の仕事に集中しきれていないのではないかというのが散見していたのは個人的にはマイナスです。今年は「世の中の開発生産性を革命的に改善するプロダクト」の作成に着手し(構想は前からあったのですがようやく始動)、徐々に人も集めだしてCysharpが割とまともな(?)会社っぽく動き出した頃合いでもあるんですが、私がボトルネックになりがち、な状況になりがちなのが、まぁいくないですねえ、と。これはグラニの頃もそうだったので、なんかもうそういうもの感もあるんですが、今回は私が主導してやってるので尻拭いしてくれる人もいないので純粋に良くない!

というわけで、来年の中旬までにその「世の中の開発生産性を革命的に改善するプロダクト」をリリースするために全力でやっていくぞ、というのが目標です。実際出来上がってきて、かなりいいものになりそうな手応えはあるので、早く世の中に出して評価されたいものです。

まぁ、そんなわけで大きな何かがあったわけではないですが、確実に前進した年だと思うので、来年は爆発させる年にしましょう。

Profile

Yoshifumi Kawai

Cysharp, Inc
CEO/CTO

Microsoft MVP for Developer Technologies(C#)
April 2011
|
July 2022

Twitter:@neuecc GitHub:neuecc

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