Microsoft MVP for Developer Technologies(C#)を再々々々々々々々々々々受賞しました

12回目。一年ごとに再審査があって7月に一斉更新されるシステムになっていて、今年も継続しました。

元々、私の活動はオンライン一人自己完結型なので、C#布教活動(?)的にコロナの影響は一切受けていないのですが、勉強会開催などコミュニティ構築型の人だと影響を受けやすいここ数年だったのではないかと思います。ただ、やはりアフターコロナで人との繋がりは極度に減ったし、人の入れ替わり、新しい台頭みたいなのも少なくなってきたなあ、というのが肌間ありますね。改めて、コミュニティを維持してくれている人のありがたさを知りました。というわけで、C#コミュニティ盛り上がっていって欲しい!のですが、私自身のスタンスは変わらず、OSSで世の中に存在感を出していくことだとは思っています。

好不調の並が割と激しくて、ここ数ヶ月何もやってないわーみたいなときもよくあるのですが、年を通すと毎年3, 4個は新規にOSSをリリースしているし、既存ライブラリのメンテナンスやテコ入れ大型リニューアルも数個やっていたりするので、年間通して見ればかなりハイパフォーマンスで、それを10年以上継続してるんだから中々なんじゃないですか?と自画自賛したくなったり。

そんなこんなの活動を続けてきた結果、CEDECという国内最大のゲーム業界のカンファレンスでもCEDEC AWARDS 2022のエンジニアリング部門で、「.NET/Unity開発の可能性を広げるオープンソースソフトウェアの提供」として優秀賞を受賞しました。C#は元々裏方で便利に使っていたというのはありましたが、表でもガンガン使っていけるよ、といったC#の存在感は、高めていけてるんじゃないかと思います。CysharpとしてOSSを通じてC#の可能性を広げるということがしっかり伝わってるというのがとても嬉しいですね!参加者投票で部門別最優秀賞が決まるらしいので、是非投票を……!

また、今年はプリコネ!グランドマスターズのサーバー開発をCysharpが開発協力しましたという記事で書きましたが、開発に関わっていた「プリコネ!グランドマスターズ」のリリースがありました。の事例発表をCEDEC 2022でC#によるクライアント/サーバーの開発言語統一がもたらす高効率な開発体制 ~プリコネ!グランドマスターズ開発事例~としてCygamesさんより発表があります。

  • クライアント/サーバーの開発言語統一によるメリット
  • MagicOnion(gRPC)を利用したリアルタイムサーバー実装手法と具体例
  • Blazorを使用したツールの開発例、開発プロジェクトおよびソリューション統合管理の手法

ということで、かなり面白い感じの内容になるのではないでしょうか、期待……!

C#がエンタープライズ業界(とは)で強いというのは重々承知だしAzureもシェア高くめっちゃ使われてるんだよ、という話は分かりはするのですが、to Cやスタートアップ企業で積極的に使われる言語になって欲しい、というのがずーっとの願いで、私自身もそうした業界に身をおいて、実績で示し続けて来たと思いますし、これからも引き続き道を示せるようにしていきたいです。

もちろん、ハイパフォーマンスなC#によって最前線での実力を見せていく、ということも変わらずに……!

Profile

Yoshifumi Kawai

Cysharp, Inc
CEO/CTO

Microsoft MVP for Developer Technologies(C#)
April 2011
|
July 2024

Twitter:@neuecc GitHub:neuecc

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