2023年を振り返る
- 2023-12-30
今年も相変わらずC#関連で色々やっていきました……!というわけなんですが、一番大きかったのはcsbindgenでしょうか。
私のスタンスとして、今までとにかくPure C#でなんとかする!という姿勢ではあったんですが、より柔軟にネイティブコードを取り入れていくという変化になりました。そのほうが、より「C#の可能性を切り開いていく」というCysharpのミッションにも近づけているわけで、かなり良い変化をもたらせたと思っています。発展して
といったような有意義なライブラリを生み出せるキッカケにもなれましたし。とはいえ改めてネイティブはネイティブで大変なのは変わらないので、C#最高、みたいな思いも強くなりましたが……!
私個人のスキルとしても、Rustを取り入れられるようになったのはかなり良かったことですね。Rustから学ぶことも多く、より良いC#のコードを書くことにも役立ちます。
OSSの後半戦ではZLogger v2は傑作だと思っています……!
思っているので、ちょっと普及活動頑張りたいと思っています、NLog、Serilogと同列に並んで検討対象になってくれると嬉しいのですけれどねー。まぁ、まずはReadMeから、ですが。なんとまだ工事中!よくない!
その他小粒の新規OSS郡もありました。
- SimdLinq - LINQをそのままSIMD対応して超高速化するライブラリ
- StructureOfArraysGenerator - C#でSoAを簡単に利用するためのSource Generator
- MagicPhysX - .NET用のクロスプラットフォーム物理エンジン
- UTF8文字列生成を最適化するライブラリ Utf8StringInterpolation を公開しました
こう見ると、今年もなんだかんだで色々やってはいましたね!
そして久々にCEDECでの発表もしてきました。
近年の総決算のつもりであったのですが、ちょっとシリアライザ的なもの(Stream)に偏りすぎではあった、かな?また5年後ぐらいには別の切り口で話せるといいかなーとは思ってます。
さて、ここ数年は「自称革命的なサービス(?)を来年こそはリリースする」と言い続けていたのですが、それは頓挫しました!革命的なサービスは出ない!しょーがない。csbindgenとかはそれの副産物なので、成果は無、というわけではないんですが、頓挫はやはり悲しくはあります。。。
そんなわけで、来年は別のネタを探しつつも、一つだけ、来年初頭というか1月の頭というか、あともう一週間ないぐらいに、大型のOSSを(プレビュー)リリースしたいと思って、ここ一ヶ月ぐらいは延々と集中してコード書いてます。かなり本気でやっているので、それは是非楽しみにしてください……!